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『2014壮絶!!六甲全山縦走大会 パート6』 [登山]

『2014そうぜつ!!六甲全山縦走大会 パート6』
(ちょっと間が空き忘れておられるかもしれませんが・・・続きですf(^^;)

なんとか最後のチェックポイントを締切4分前の18時16分ギリギリ無事?通過。トイレをすませ、ここで焼きそばを食べようかと思っていると、『5分後に赤鬼スタートします』とのアナウンス。ラストスパートのエネルギー補給するつもりの焼きそばも、とうとうリュックの中で眠ったまま。。もう赤鬼に追いかけられたくない!なんとしてもゴール最終締切の22時40分までに、宝塚にたどり着かなければ!

ここからは作ちゃんと嫁とわての三人で再スタート!なだらかな下りの、舗装道路をあるいて行く。なるほど、惰性で行けると言われていただけに、歩きやすい!

しばらく進んだところで、道に立ってる係員に『あとなんキロですか?』と聞くと、『あと12、3キロ』とのこと。『まだ、そんなにあるのか(upset絵文字>_<)8キロぐらいと思っていた』と、しかし、もう惰性で行けるはず!そんなに時間もかからないだろうと!

この道だと、ざっと計算して9時には着くやろと楽観視。これがとんだ計算違いになるとは(ToT)

おもしろい作ちゃんの話を聞きながら、しばらくワイワイと楽しく歩くわてら。
ここまで、ずっと孤独な戦いをしていた、作ちゃんも『久しぶりに人間としゃべりました(笑)』と笑わせてくれる。
あとはこんな感じで惰性でいけるはず…が、舗装道路はあっけなく終わり、またもやガタガタの山道に突入。しかもものすごい下り坂。

『えーまだこんな道あるのΣ(T▽T;)』
これはしゃべってられへんわと、真剣に下る。
このガタガタの獣道がが長いのなんのって(upset絵文字>_<)
しばらく一生懸命進んでると、前を必死に歩いてる見るからに、疲れはてた60才前後のおじさんに出会う。

が、ペースがかなりゆっくり。しばらく(30分ぐらい?)おじさんのペースで歩いていたが、山の中にたまにあらわれる係員のおじさんが、ぼそっと『切られるかな…ちょっと厳しいな…』という声が聞こえた。。
いつの間にか自分達がおかれてる状況がかなりヤバいことになっていることに気付き、頑張ってるおじさんには、悪いがタイミングをみて、抜かし先を急ぐことに。

そこからも、しばらくは、作ちゃんが『僕膝の皿割れてます(笑)』とか『足の中指とれました(笑)』とか笑わせくれ、辛い道のりも、なんとか耐えることができた、が、そのうち嫁が少し遅れだし、

わて『さっちん、大丈夫?』

嫁『幻覚みてた。。小鉄(うちの猫)出てきてん。。ほんで、歯みがき粉が、地面に、埋まってんねん。。』と

わて『?・・・大丈夫か?』

マジでヤバイことを言い出し。岩場で足を踏み外さないか心配になる。。苛酷すぎる!

惰性で行けると思っていたが、何度も繰り返されるアップダウン(*_*)『いったい、いつ平地に下ろしてくれるんだ!』そして、またしても、山の中にあらわれる係員、

係員『本当に悔しいですけど、8割終わりました!泣いても笑っても、残りはあと2割です!』と大声でなんども繰り返す係員

わて『まだ、10キロあるの!こんだけ歩いて2キロしか進んでない!』

係員『本当に悔しいですけど・・』と次にやってきた、グループに同じフレーズを言っている。

わて『よっぽどそのフレーズ気に入ってんねんな!なんかイラっとする!』

そこからまだまだ、山の中を歩く。振り返るとヘッドライトの列が、続いている。みんな疲れている、一歩一歩、重い足取りで、敗残兵のように。。

しかし行けども行けども下界の街並みに近づけない。ずーっと高さの変わらない山の中、精神的に限界がこようとした頃、ようやく舗装道路に、が、舗装道路を横断させられ、またしても、山の中へ(upset絵文字>_<)

またしても繰り返される、アップダウン(upset絵文字>_<)
しだいに、3人の口数も減り、『何のためにこんなことをしてるのか!』『こなければよかった!』『2度とこんなことしない!』『絶対もうでない!』『先輩こんなことを、5回もしてるのか!』と同じ言葉が何度も何度も頭をめぐる。

(余談ですが)
今回誘ってくれた、先輩は、過去5回完走していて、10回目指していると言っていた!『先輩・・・どうかしてるぜっ!』でも、いつもニコニコしていて、人間の大きさを感じさせてくれるのは、この経験からきたものか!実は、縦走の朝3時15分に、私の家に車で迎えに来てくれたのですが、わてら夫婦、寝過ごして、約束の時間に起きました。。そんな私達にも、笑顔で『大丈夫やから!間に合うから(*^^*)』とホンマにおおらかな人なんです。そんな人間になりたいもんです(*^^*)

わてら夫婦を、笑わせてくれていた、作ちゃんの膝も限界!一歩下るごとに、『痛い。。うっ・・痛い・・痛い』とうめき声が、聞こえる。『早く、下界に帰してください!人間界に帰してください!平らな道を歩かしてください!』と懇願する、わてら3人。

またしても、山の中にあらわれる係員。
わて『あと何キロですか?』

係員『あと8キロです。頑張ってください!』

わて『8キロ!・・・2時間はかかる。。』

ひたすら歩く。歩く。歩く。

ようやく、下界の音が聞こえだし
下界だー!!!
係員『ラスト2キロです!』
下界に到着したとたん、嫁がスピードアップ。わてと作ちゃんから、どんどん離れていく。

わて『なんで?なんで?そんな先行くん?なんか腹立つわ!』

わての分の水を持ったまま、完全に暗闇に消えて、わてと作ちゃんは、取り残される。。道は、舗装されているが、勾配がきつい!立っているだけで、体全体に負荷がかかる。体力も限界!喉もカラカラ、が飲み物は、嫁が持ったまま。。顔から血の気が引いていくような感覚に襲われる。作ちゃんをみると、朝とは、別人のように、目が落ち込みゲッソリしている。限界!

とうとう、わてと作ちゃん、休憩をとることに。わて、リュックを枕に仰向けに寝る。。このまま寝たい。寝れる自信ある。作ちゃんを見ると、様子がおかしいので、

わて『作ちゃん、お尻つけて座ったら。』

作ちゃん『お尻つけて座ると立てなくなる。。』しばらく休んで、立ち上がる。

飲み物を持ったまま、いなくなった嫁に

わて『腹立つわ!』
と怒っていると、作ちゃんが『池田さん、奥さんを怒らんとってください!奥さんもきっといっぱいいっぱいなんですよ!』そんな、状態の作ちゃんに、なだめられる。作ちゃんは、すごい男だ!わて、なんと小さい男。。

坂の下で待っていた嫁に

わて『なんで?わての飲み物もったまま、なんで先行くん!』とちょいキレで言うと(ホンマに小さい男です。。)

嫁『トイレがもうすぐやって聞いたから探しててん。』とのこと。そうやったんかぁ・・・反省。。

作ちゃん『これは(この大会)あかんは。いざこざの原因になる。』とぼそりと。。その作ちゃんの言葉で、反省。。

しかも近道を発見してくれていた。
近道のことを聞くと、この急な下り階段を行くか、なだらかな坂道を下るからしい。
う~ん究極の選択…(ー_ー;)他の参加者も、わざわざ、戻ってきて、どちらを行くべきか、なやんでいる。誰もが、限界。。

しかしここは近道ならば、そして、階段なら、手すりもあり、一段一段が平坦なら、体への負担も少ないということで、階段を選ぶ。

が、下りてみると、すぐに、手すりは、なくなり。。階段から、ただの急な坂道に。。最後の最後まで試練が。。しかも、さほどの近道ではなかったような・・・

しばらく歩くと、係員の腕章をまいた方が抜いて行き『あと1キロです!頑張って!』

時間は、とうとう22時20分をすぎ、ゴール締切まで残り20分!

わてら『時間いけますか?』

係員『大丈夫!余裕です!』

そのことばに、ゴールを確信。あともう少し、でも結局最後まで坂道かと。。

『ピー』突然の笛の音。そこには、久々の登場。。黄色カッパ赤鬼!
『キター(;゜∀゜)赤鬼!』

『時間まだ余裕ですよね?』と聞くと、こんかいは、あの爽やかな笑顔もなく『そんな余裕ないですよ!急いでください!』きっぱり!言われる。『なんで?なんで?さっきの係員の人の言ったこと、なんやったん?』最後の最後に、黄色カッパ赤鬼に抜いて行かれるが、もう走る力もない・・・10メートルほど、離される(*_*)
が、赤鬼は、しばらく行くと、ストップ!最後の時間調整で『26分までここで待とう』と言っている。よかった~行ける!

作ちゃんとわてと嫁と
『もう二度と参加しない!』と心に固く誓いながら、しばらくいくと『見えた!』ゴールの看板!が、だが、その少し手前には『しずかに』との文字が・・・そんな・・・大声出して喜ぶことできないとは(upset絵文字>_<)そんな力も残ってないのもたしかだが・・・

ゴール締切10前。スタートから17時間15分後。22時30分ゴール!

今ままでの人生で、もっとも苛酷だったとおもえる1日がようやく終わった。嫁は、泣きそうになったというが、わては、不思議となんの感情もわいてこない。涙もでない。。なんでやろ?感情が、壊れた?疲れはてたからか?脱け殻状態・・・たんたんと、手続きを終え、『完走認定証』と『記念品』をもらう。

川じょとコウさんも、無事ゴールしており、お互いの健闘を称えあう。

しばらくすると、あっさりとゴール会場が片付けられていく・・・そないに急がんでも・・・まぁわてらが、遅いからか(upset絵文字>_<)

その後、ゾンビのようにふらふらになりながら、無事帰ることができました。

『六甲全山縦走大会』は、わてら夫婦にとって、後々まで語り合える、エピソードになることは間違いありません(*^^*)本当にいい経験になりました。が、この経験は、1度だけでいいです。。と、その時は思ってました・・・(*^^*)

この数日間、読みにくい文章にお付きあいくださいました、皆様ありがとうございましたm(__)m
完結
完走完走記念22014六甲全山縦走大会 完走記念

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